缶サット甲子園2021

缶サット甲子園とは、高校生が自作した缶サット(空き缶サイズの模擬人工衛星)を打上げ、自ら設定したミッション(模擬人工衛星の動作や働き)を遂行させるなかで、技術力・創造力を競う競技会です。生徒の皆さんが斬新でオリジナリティーのある缶サットを作り、「coolさ」を競うものです。

詳しくは缶サット甲子園とは?をご覧ください。

缶サット甲子園2021年度 概要

本年度は千葉県にて「缶サット甲子園  全国大会」を開催します。

「缶サット甲子園  地方大会」は各地方で有志団体により開催されます。

地方大会のレギュレーションは、各地方によって違うことがあります。本年度の大会の詳細をよくご確認ください。

  • 各地方大会の参加方法・競技内容は、各地方大会の開催要項をご覧ください。
  • 過去(2008年~2020年)の大会の詳細は、こちらのページをご覧ください。

全国大会

例年は地方大会において上位入賞されたチームのみ全国大会に進出することができましたが、本年度は、感染症拡大防止策の影響などから、地方大会の開催が少なかったため、地方大会の成績に関係なく全国大会にエントリー出来ることとなりました。

<開催日>

事前プレゼン:2022年3月22日午前9時までにアップロードのこと

その後、オンラインビデオ配信(缶サット甲子園サイトに掲載)

打ち上げ実験:2022年3月25日(金)(予備日26日)

千葉工大千種校地(打上状況はyoutubeにより配信)

事後プレゼン・審査:2022年3月31日(木)を予定(予備日4月1日)

オンラインリアルタイム配信(参加者はzoom、見学者はyoutubeにより配信)

開催地:千葉県/オンライン 

主  催:「理数が楽しくなる教育」実行委員会

共  催:千葉工業大学、和歌山大学宇宙教育推進グループ

協  力:三菱みらい育成財団

参加方法
参加申込み方法:
以下の参加申込みフォームから、1月24日午前9時までに参加申込みをして下さい。
参加数が10校を超える場合は、申込みフォームに記載された内容に基づき審査を行い、参加校を決定します。
「チャレンジ内容のcoolさ」「実現可能性」に基づき審査を行います。
一部実施されている地方大会での実績も上記の範囲で加味します。
1月末日までに、参加校を決定して公表します。その後速やかに事務局まで、参加申込み書 / メディア露出承諾書(Word形式:22KB)をPDFにまとめて電子的に送付下さい。
参加申込はこちらから。
参加費用:
プレゼンや実験機体(ロケット本体含む)の準備は各校負担とします。
プレゼン資料の提出、事後プレゼンで必要となるネット環境は各校でご準備下さい。
実験機体の千葉工大までの郵送費(2往復)は自己負担とします。
今年度は輸送用のボックスを事務局で準備します。そのため2往復となります。
  • 輸送用ボックスを受取人負担で送付します。(往路1回目)
  • 機体を詰めて、発送人負担で千葉工大に発送ください。(復路1回目)
  • 実験後の機体を受取人負担で送付します。(往路2回目)
  • 輸送用ボックスを発送人負担で和歌山大に発送ください。(復路2回目)
※それぞれ、復路に関しましては往路便に復路便に使用する伝票を同封します。

打上エンジン費用(C11-3 3本 3150円)

「理数が楽しくなる教育」実行委員会口座にお振り込みください。
みずほ銀行秋田支店 普通1979360
理数が楽しくなる教育実行委員会
お振り込みは、全国大会参加確定後に御願いします。
お振り込み時には振込人を学校名としてください。
実施内容詳細
缶サット甲子園は従来の競技会のように「定められた技能」を競うのではなく、参加者が考えた斬新でオリジナリティー溢れる缶サットの製造・実験を評価します。
また打上機体と併せて上手に調整(インテグレーション)を行い、設定したミッションを予定通りに達成できるか否かを評価します。そのため、以下に留意して競技に臨んでください。
  • 競技では、「設定されたミッション内容」、「準備状況」、「実験内容および成果」に関して、「ミッション概要書類」「事前プレゼン」「実験」「事後プレゼン」によって評価する。
  • 意義の高いミッションを設定し、実施すること。
  • ミッションにおいてデータ取得をする場合、複数データを組み合わせて複合的に解析ができていること。(例えば、加速度と照度計や温度計のデータを組み合わせて、物理状況をきちんと再現できていること)
  • ミッションで得られた情報の整合性に関しても踏み込んだ検証を行っていること。
事前選抜:

参加フォームでは、以下を記載頂きます。〆切は1月24日午前9時とします。

  • 参加校名(1校から1チームのみ参加できます)
  • 参加メンバー名、学年(1チーム4名とします。事情により3名も認めますが、2名以下は認めません)
  • 指導教員名
  • チーム名
  • 実施内容:打上機体(自作 or 既製品)、缶サットで目指すこと(400字以内)、これまでのチーム実績(地方大会参加の有無と成果、それ以外の活動参加と成果)、抱負(200字以内)
参加申込みが10校を超える場合、上記に基づき事前選抜を行います。
1月末日までに出場校を決定しますので、決定した出場校はこちらの「参加申込み書(Word形式:22KB) 」に記載し、PDFにして事務局まで電子提出して下さい。

送り先:can_info@ifes.crea.wakayama-u.ac.jp

事前プレゼン:

動画にて「自分達が実施する予定のミッション」に関して、10分以内で明確に御説明ください。
「ミッションの目的および意味 / 意義」、「缶サットの構造 / 仕組み」、「期待される成果」などに関して説明されていることが望ましいです。
ミッション概要書類等を附属していただいてもかまいません。
オンラインで提出を頂きます。提出方法は別途指示します。
提出〆切は3月22日午前9時とします。

打上実験:
3月上旬までに、輸送用ボックスを参加校に送ります。
3月22日17時必着にて、千葉工業大学津田沼キャンパス入試広報課宛に実験機体を送付してください。
またこの際、打上準備手順書を必ず同封してください。
機体はロケットに詰めた状態で送っていただきます。
電源はロケット外部からスイッチ・オンが可能な状態としてください。
(外部にスイッチを露出する、外部のピンを抜く、外部からスイッチをオンにするボタンが押せるなど)
打上ロケットをばらして缶サットを取りだして電源を入れることはしません。
電池等は入れたままで結構ですが、リチウムイオン等を使われる場合は、郵送可能な状態で上記の条件(電池はセット済・電源はオフ)を満たす方法で郵送ください。
実験終了後に電源をオフにする必要があれば、その方法も記載してください。ただしPCに繋いで等は不可です。スイッチ等を付けておいてください。

缶サットのサイズは例年と同じく、以下のレギュレーションに従ってください。

  • 缶サットの全体サイズは外形φ68mm以下、高さ124mm以下とする。
  • 缶サットの総重量は250g以上300g以下とする。
  • 缶サットには必ず、パラシュートなどの減速機構を取り付けること。
  • 缶サットの落下速度は5m/s以上10m/s以下とする。

実験に使用するロケットは自作でも既製品でも構いません。

※打上実験に使用するロケット本体は、「理数が楽しくなる教育」実行委員会では斡旋していません。(実験に使用する機体を制限すると、公正取引に反するとのことで会計検査院の検査対象となります)
ただし、以下で販売されていることを確認していますので、必要があれば各校からお問い合わせください。
また下記以外でも製造されているところがあれば御連絡ください。今後、併せて案内いたします。
(有)オービタルエンジニアリング
http://www.orbital-e.co.jp/
(株)うちゅう
https://uchu-next.space/

打上に使用するロケットは、例年と同じく以下のレギュレーションに従ってください。

  • 缶サット打上用のモデルロケットは、規定を満たす既製品、あるいは自作機体を利用するものとする。
  • 自作機体の場合は、事前に空力中心・重心等を算出し、空力安定による機体安定を計算すること。
  • 使用するエンジンはC11-3の3本クラスタとする。
  • 打上げ用ロケットおよび付属品の落下速度は5m/s以上10m/s以下とする。
  • 缶サットを搭載するロケットのペイロード室サイズは内径76mm以下、全長175mm以下とする。
例年、ロケット側のペイロード室がこのサイズ以上のものが見受けられますが、認められません。
仕切板等で、このサイズに納まるようにしてください。
缶サット / 打上機体はセットされた状態で送付頂くため、機体サイズ等を事件前に計測できません。
そのため、事前に事務局とのやりとりで、写真等によってサイズ条件を満たしていることを説明していただきます。
なお、2021年度は、缶サット・打上用ロケット共に無線機機の搭載は認めません。
打上実験は、今の所見学は可能(野外ですので)とする予定ですが、コロナ禍の状況や千葉工大の方針等により変更になる可能性があります。
仮に見学が可能な場合でも、現地までの交通手段は準備しませんので、各自でご準備ください(自家用車は事前に申請頂ければ乗り入れ可能です)。
実験は全て事務局が行いますので、機体を触ったり、遠隔からの無線操作・受信も禁止します。
事後プレゼン:
3/31(あるいは4/1)に実施予定です。
各チーム13分(発表10分、質疑3分程度)にて、オンラインで発表頂きます。(zoomを予定)
達成された内容、取得されたデータ等をわかりやすく御説明ください。
事前の計画と比較して、実際の実験では何が出来て出来なかったのかを明示的に示してください。
プレゼンの内容だけではなく表現方法も評価の対象とします。
発表者以外は、ネット配信で事後プレゼンを視察可能です(youtubeを予定)
審査:
審査を行い各賞を選定します。
採点・審査は主催者が設置した審査委員会が実施します。
2021年の欧州缶サット大会は開催される見込がないので、副賞としての国際大会への参加権はありません。

地方大会

近畿地方   開催地:和歌山県和歌山市(運営主体:缶サット甲子園和歌山地方大会実行委員会)

開催日:2021年7月17日(土)~18日(日)

会  場:望楼の芝

開催要項【PDF】(732KB)

中部東海地方   開催地:岐阜県岐阜市(運営主体:岐阜大学 地域協学センター)

開催日:2021年12月18日(土)

会  場:岐阜大学

開催要項【PDF】(322KB)

審査結果:

 優   勝    岐阜工業高等専門学校

 準優勝    岐阜県立岐南工業高等学校

 ベストアプローチ賞    岐阜県立岐阜高等学校

 敢闘賞    岐阜県立岐阜北高等学校

 

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